タイ・バンコクから東南アジアでの仕事や生活、日本人の東南アジア現地採用、日本について考えるブログ

2013/07/01

次なる課題

タイで働き出して4ヵ月半。

今日はかなりPersonalな内容。。

現段階での心境を記録しておきたい。

■初心を振り返る

“なぜタイに来たのか?”

よく聞かれること。これに対してまともに答えたことは無い。
いつも適当にはぐらかしている。なんか恥ずかしいし・・・

実のところ、なにより経験が欲しかったというのが正直な答え。
この先、しっかり稼いでいける経験と能力が欲しかった。
プラス、元から海外で暮らしてみたいという思いがあり、今は東南アジアで
日本人の需要が多いということで、それも大きな要因になった。

・その仕事を通して、どんな力が身に着くか?
・仕事内容は、自分の性格に合っているか?

という、とても大切なことを、就活時によく考えずに就職を決めてしまった。
(早く就職活動を終わらせたいという思いでいっぱいだった)

実際、入社後すぐに不安に襲われた。
仕事をしていて、確かに勉強になることもあるにはあるけど、
それはあまりにも不十分に感じられた。
このまま数年居ても、出来るようになることはあまり増えないだろうし、
転職するとなった際に、応募出来る枠はかなり限られる。
それと、ルーチンワークの退屈さに耐えられなくなっていった。

行動を起こすなら、軌道修正をするなら早い方がいい。
しかし、こんな浅い経験しかなくて、
“しっかり稼いでいける経験”が積める職場に転職出来るのだろうか?
日本国内に、そんな人を受け入れてくれる職場が残っているのだろうか?

転職活動をする前から、無理だろうなぁと思った。
例え無理でなくても、かなり厳しいだろう、と・・・
(転職サイトで転職活動もしなければ、ハローワークを利用したこともないので
これが本当かどうかは分からないが)

■実際に仕事を始めて

タイで今の会社に入社してから、
色々な経験をさせてもらえてるし、
(いつもテンパってるし「だいぶ背伸びしてるなー自分」って思うけど)
前みたいに
「この仕事をずっとしてて自分のためになるのだろうか」
って不安に思うことはない。

業界自体、興味がある分野だし、やってて面白いと思う。
面白くないことももちろんあるけど。。

この業界での仕事を極めていきたいし、今のところそれに対する迷いもない。

仕事のやり方に少しずつ慣れてきた今、タイに来た当初には無かった
新たな課題が出てきた。

■忙しさという名の・・・

入社当初と比べて、仕事が忙しくなってきた。
任せてもらえる範囲も、またその量も増えた。
その分疲れるようになって、すると色々な事を億劫に感じるようになる。
楽しむこと、特に人付き合いを面倒に感じてしまい、
集まりに誘われてもなかなか行かなくなる。

最初は、それでいいと思っていた。
体力温存して、その分仕事に活かせるっしょ!
くらいの勢い。

しかし最近、それはいいことではないと思った。

「楽しむ」ことは体力の要ることである。
しかしそれを放棄し始めると、
精神の根本的な、ベースの部分が不安定になってきて、
特に何もなくてもイライラしたり、憂鬱な気分になったりする。
仕事にも影響し出す。
アイデアがなかなか浮かばない。何かにつけて愚痴を言いたくなる。
気力が無くなる。等・・・
プライベートを楽しむパワーを仕事に回す、
そんな事出来ないんだなぁ、と実感。

「毎日を楽しく過ごす」にはどうすればいいか、
それを考えることが億劫になって考えるのをやめると、
更に楽しくなくなって、の悪循環。

精神のベースの部分が安定して、
その上で充実した仕事が出来るんだなぁ。
家の土台と、柱みたいな関係かな。

どちらが欠けてもだめだけど、
土台があっての柱。

ということで、次なる課題は土台を安定させること。
という結論に達した今日この頃。。