タイ・バンコクから東南アジアでの仕事や生活、日本人の東南アジア現地採用、日本について考えるブログ

2014/02/17

プロモーション天国タイランド


タイは、プロモーションやキャンペーンがとにかく多い。
日本よりも全然多いと思う。

スーパー・コンビニ・アパレル・薬局・レストラン・カフェ等・・・
ありとあらゆるお店で、オンライン/オフライン問わず一年中、何かしらある。

▼よく行くLotusというスーパーのチラシ

写真と絵でとにかく分かりやすいのが特徴

セブンイレブンは対象商品を買えばそのまま使える金券をくれるキャンペーンを実施中。

多いプロモーションとしては、
・単純なディスカウント
・Buy 1 get 1 free(1つ買えばもうひとつ同じ商品が無料でもらえる)
など。
よくあるキャンペーンは、ラッキードロー系。(抽選で何かあげますってやつ)


▼スタバのBuy 1 get 1 freeプロモーション告知チラシ



▼ICHITAN(飲料メーカー)のキャンペーン。
商品購入者の中から抽選でiPhone、北海道旅行、金(ゴールド)をプレゼント。
結構エグい。


レストランだと、ディスカウントだけでなく、4人で行けば3人分の値段で食べられる、とかも多い。

▼「OISHIビュッフェ」という和食ビュッフェのプロモーション。
4人で行けば3人分の会計で済む。(ちなみに「OISHO」はタイの会社)



そしてタイ人は、今どこでどんなプロモーションやキャンペーンが行われているか、結構把握していたりする。

これはPromotion to youというサイト。色んなプロモーション情報が載っていて、情報通のタイ人はチェックしている。

最近知ったのが、このプロモーション文化はお店に限った話ではないということ。

どういうことかと言うと、仕事で色々な広告媒体の情報を集めていたら、
電車(地下鉄・スカイトレイン)・フリーペーパー・ラジオ・バス停など、色々な広告媒体がプロモーションプライスを用意しているのを知った。

タイのバス停

驚いたのは、日本ではありえないような太っ腹・ざっくりな割引額。
「Chinese New Year割引」とか言って、通常の6割引きの価格を提示してきた媒体もあった。とっくにChinese New Yearは終わっているのに・・・
またあるラジオ局は、「スポットCMを5本打ってくれるごとに1本無料でサービス」というプロモーション。これには笑った。

あるウェブサービスを作っている会社(タイの会社)は、頼んでもないのにディスカウント済みの見積もり書を送ってきた。

プロモーション、あるのが普通で当たり前、という感じなのかな、きっと。
みんな、あらかじめちょっと載せた金額からディスカウントしているのだとは思うけど。

2014/02/03

外国人として働く

自分は、タイで働いている外国人。
タイはあくまでタイ人の国で、自分は部外者。
郷に入っては郷に従え。
自分より年上で経験もあるタイ人よりも高い給料をもらって、仕事をしているから謙虚に頑張らないといけない。

タイに来たばかりのころは、よくこんなことを考えていた。
職場のタイ人に何かをお願いするのも、何を聞くにしても、慣れていないせいもあって遠慮がちだった。

それから早1年・・・

いろんなことに簡単にイラつくようになっていた。
店員の対応が遅かったり適当だったとき。
道で人とすれ違って肩がぶつかったとき。
仕事で職場のタイ人と意見が合わなかったり、自分が伝えたいことが上手く伝わらなかったり、依頼した仕事の出来に満足できなかったとき。

などなど・・・

言葉に出して不満は言わないけど、こんなとき明らかに私は不満です、という態度を取っていた。
これでは相手も自分もいい思いをしない、という当たり前のことが頭になかった。

タイ人はもともとシリアスな雰囲気は苦手で、冗談やおもしろいことやイタズラが好きで、感受性豊かでよく笑う。
このことはタイ人を見ていてうすうす感じていたけど、最近した仕事でタイ人の特性を勉強する機会があって、深く理解した。

すぐイラつく自分の態度は、かなり良くなかったなぁ、と反省。

社内のタイ人スタッフを観察していると、仕事中いろんな場面で笑いを見出してその場を楽しくしている姿をたくさん見つける。
ミーティング中、事務作業中、作品作り中、などほんとに色んな場面で・・・
時にうるさすぎることもあるけど、この笑いが活発で円滑な社内コミュニケーションや、企画に必要な、斬新な発想を生むんだと思う。

「楽しいことが好き」というタイ人の特性を尊重して、タイ人のいいところを見つけながら仕事をすると、今よりもっと楽しくなるんじゃないかと思った。

休日のセントラルワールド前でのデモ集会