タイ・バンコクから東南アジアでの仕事や生活、日本人の東南アジア現地採用、日本について考えるブログ

2013/05/09

日本人であることの恩恵

仕事の話。
私は営業担当で、新規開拓を主にしている。
営業先は日系企業。
まず会ってもらうためにアポを取るんだけど、かなりの確率で日本人の、マネージャークラスの人か社長まで取り次いでもらえる。(そもそも日系企業で働く日本人は大抵マネージャーか社長だけど)

最初はタイ人が電話に出るんだけど、取り次ぎをお願いすると要件を聞かずにしてくれる。聞かれるとしても、ただ「弊社の情報をシェアしたいです」とか簡単で適当な事を言うだけでしてくれる。
そして肝心のアポも、日本で日本人が日本人相手にするよりは取りやすいと思う。

タイ人の女の子で営業担当のNちゃんという子が居る。
これまでずっと既存のお客さんの対応が忙しくて、新規営業はしてなかった。
それが落ち着いてきたので最近、新規開拓を始めた。

Nちゃんの営業先は日系ではなくタイのローカルの会社。
アポを取るのにかなり苦戦していた。
と言うか、その前に担当者まで取り次いでもらえないらしい。
まずオペレーターが出て要件を聞かれる。
軽く会社の概要や要件を言うと、電話を転送してくれるのではなく、
要件や会社の情報をメールで送れと言われるらしい。
メールを送っても反応してくれるのはほんのわずかでしょう・・・
というか皆無でしょう・・・
ということで、アポを取りたい相手まで辿り着けず、どうしようって言ってた。

日本人ってだけで、担当者まで取り次いでもらえるのって
すごく恵まれてることなんだなぁと思った。。

2013/05/03

賞味期限の話

今日はある日系の食品メーカーに営業に行った。
タイ歴20年超え(!)の社長さんから色々と話を聞くことが出来た。
(ちなみにさすが、タイ語ペラペラで肌も黒いし「タイ人です」って言われたら「そうですか」って言っちゃうかもしれない)

その中の興味深かった話をひとつ。
日本だと、通常数日間のはずの賞味期限がやたら長い商品は、
そのために色々保存料とか体に良くないものが使われているんじゃないかって消費者は勘繰り、
「怪しい」→「安全ではない」→「買わないほうがいい」となり、支持されないと思う。


しかし、ところ変われば思考が変わる・・・


タイだと、賞味期限は長ければ長いほどいいらしい。
「長く持つじゃん、いいね!」程度の感覚。
なんでこんなに長く持つんだ、怪しい、とは思わないみたい。
逆に賞味期限が短いと、あんまり売れないんだとか。
東南アジアの他の国はこんな感じなのかな?


一番安全なのは加工食品を買わないことですな・・・
野菜と果物だけで過ごすか。。
無理だけど・・・