タイ・バンコクから東南アジアでの仕事や生活、日本人の東南アジア現地採用、日本について考えるブログ

2014/02/03

外国人として働く

自分は、タイで働いている外国人。
タイはあくまでタイ人の国で、自分は部外者。
郷に入っては郷に従え。
自分より年上で経験もあるタイ人よりも高い給料をもらって、仕事をしているから謙虚に頑張らないといけない。

タイに来たばかりのころは、よくこんなことを考えていた。
職場のタイ人に何かをお願いするのも、何を聞くにしても、慣れていないせいもあって遠慮がちだった。

それから早1年・・・

いろんなことに簡単にイラつくようになっていた。
店員の対応が遅かったり適当だったとき。
道で人とすれ違って肩がぶつかったとき。
仕事で職場のタイ人と意見が合わなかったり、自分が伝えたいことが上手く伝わらなかったり、依頼した仕事の出来に満足できなかったとき。

などなど・・・

言葉に出して不満は言わないけど、こんなとき明らかに私は不満です、という態度を取っていた。
これでは相手も自分もいい思いをしない、という当たり前のことが頭になかった。

タイ人はもともとシリアスな雰囲気は苦手で、冗談やおもしろいことやイタズラが好きで、感受性豊かでよく笑う。
このことはタイ人を見ていてうすうす感じていたけど、最近した仕事でタイ人の特性を勉強する機会があって、深く理解した。

すぐイラつく自分の態度は、かなり良くなかったなぁ、と反省。

社内のタイ人スタッフを観察していると、仕事中いろんな場面で笑いを見出してその場を楽しくしている姿をたくさん見つける。
ミーティング中、事務作業中、作品作り中、などほんとに色んな場面で・・・
時にうるさすぎることもあるけど、この笑いが活発で円滑な社内コミュニケーションや、企画に必要な、斬新な発想を生むんだと思う。

「楽しいことが好き」というタイ人の特性を尊重して、タイ人のいいところを見つけながら仕事をすると、今よりもっと楽しくなるんじゃないかと思った。

休日のセントラルワールド前でのデモ集会

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