タイ・バンコクから東南アジアでの仕事や生活、日本人の東南アジア現地採用、日本について考えるブログ

2015/06/21

現地採用のExit

KLで現地採用の知り合いと食事をした。
メンバーは、
現地採用歴2年の方(日系の大手SIer勤務)、1年の方(日系人材紹介会社勤務)、そして私の3人。
話題は主に、将来をどうするかということ。
各自、ぼんやりとは考えているけど具体的なアイデアはまだ無く、日々の仕事に追われているという感じだった。

現地採用は道無き道である。
数年間で日本に戻される駐在員とは違い、自分の意志で来たので帰る場所は無いし、何の保証もない。(と同時に、自由でもある)
また、リスキーでもある。
最初の就職で失敗すると(会社との相性が悪い、仕事が合わない、仕事内容や待遇が面接時と大きく異なる等)「すぐ辞めると職歴に傷が付くから」と我慢してその会社にとどまるか、転職するか、日本に帰るか、そのどれかになる。
(我慢してとどまった場合のストレスは半端ないと思う、ただでさえ不安やストレスの多い海外生活だし。知り合いはこのパターンで体調を崩してしまった)
ただ、日本に帰ると言っても日本で住んでた家はすでに引き払っていることが多いし、日本の家族友人知人には「海外で暮らします」と挨拶をしてきちゃったわけだし、そんな簡単には戻りづらいので結局は現地での転職が現実的である。
私の知り合いでは海外に来てから転職を経験している人が結構居る。中には2年間で3回転職した人も居る。同じ国内で転職した人も居れば、国を変えて転職した人も居る。
海外就職が話題になり始めてまだ数年しか経っていないし、キャリア設計の参考に出来るようなロールモデルは無い。
自分で作っていくしかない。

現地採用とひとことで言っても、
・仕事をするために現地に居る人
・現地に居るために仕事をしている人
の2パターンに分けられると思う。

後者だとキャリアに関して目的意識が薄く、ただなんとなく毎日を過ごしてしまいがちになる。
それが本人の幸せならそれでいいとは思うけど、、、

Exitをどうするのか、今の経験を最大限活かすにはどうすればいいのか、常にアンテナを張って情報収集をしつつ考えていかないとなぁと思った。

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