そのことを強く実感する出来事があった。
日本では誰もが知っているくらいに有名な、某○○○社の飲料シリーズ。
甘さ控えめ・原材料にこだわるクオリティの高さが日本でウケていると見る。
タイに数年前に進出してきて販売されてるんだけど、あまり売れていないらしい。
普通にコンビニとかスーパーに売られてるから飲んでみたけど、
日本で飲むそれと味はそんなに変わらない、ちょうどいい甘さ。
うちのタイ人スタッフに、その飲料は何でタイで人気が無いのか聞いてみた。すると
「味がしない!おいしくない!水に水以上のお金を払う意味が無い!」
とバッサリ・・・
いや、タイで一般的に売られているジュースよりは甘くないけど、水ってことはさすがに無い。
普通に甘い。だからこれとケーキとか甘いものを一緒に食べるのはキツいと思う。
でもこれを「水」と表現するあたりかなり驚いたし、おかしくて笑ってしまった。
そう言えばタイ展開している某日系コーヒー製造・販売会社の社長が、
この前こんな話をしてくれた。
タイ人相手にコーヒーの営業をするときに、まずはブラックで飲んでもらう。
するとみんな顔をしかめて「おいしくない!」と言う。
ブラックを味わうという発想が無い。
その後目の前で砂糖をどばどば、「そんなに入れて大丈夫?」と
健康を心配してしまうくらい入れる。
それで「まぁこれならイケなくもないかな」って顔して彼らは激甘コーヒーを飲む。
その会社は、日本ではかなり知名度のある会社。
半端じゃない量の砂糖を愛するコーヒーに容赦なく投下されていく様子を見るのは、
ツラいだろうな・・・
タイ式ミルクティー。激甘 |
辛い料理が多い国ではみんな甘いもの好きになるのかしら!
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