タイ・バンコクから東南アジアでの仕事や生活、日本人の東南アジア現地採用、日本について考えるブログ

2015/08/15

専業主婦と消費者目線

私の母親は専業主婦である。
結婚して以来ずっとなので、もう25年以上経つ。

実家に帰省した際母親と話をしたり一緒に行動をした中で思ったことがある。
お店で売られている商品や提供されるサービスに対する評価が、必要以上に厳しいのではないかということ。(原因は性格にもあると思うけど)

例えばスーパーで売られているものに対してすぐ「これは美味しくなかった」「これは良くなかった」とけなしたり、レストランで料理が運ばれてくるのにちょっと時間がかかっただけですぐ文句を言ったり、店員のちょっとした態度にいちいち腹を立てたり・・・
どれも自分からすれば「大したことじゃないのになぁ」と思ってしまう。(自分が普段東南アジアで生活していることも関係しているかもしれないけど)

逆に外で働いていれば、例えば商品が世に出回るまでの大変さを知っているので安易に商品をけなしたりしないだろうし、また自分の期待したサービスが受けられなくても「たまにはそういうこともあるよな」と受け流すことがしやすいと思う。(「こういう対応は客側は嬉しくないんだ、自分は気を付けよう」と、その時の経験を反面教師として仕事に活かすことも出来る)

専業主婦は外で働いている人と違って、例えば積極的に地域の活動に参加をしたりパートに出ない限り、外部との関わりが希薄になりやすいし、視野が狭くなりがちだと思う。
直接的に影響を与えたり自分の存在意義を実感出来るのは、自分の家族に対してだけである。
消費をする際はあくまで「消費者」という目線でしか物事を捉えない。なので神経質になりやすいのかなと思う。

日々色々な事が起きるわけだから、神経質になればなるほど不機嫌になりやすく、また生き辛くなるんじゃないかな、不機嫌な時間は自分もその周りも幸福度が低いだろうから。神経質な人は自分で自分の首を絞めて、人生を辛いものにしているように見える。

外で働くということは、社会に何かしらの価値を提供しながら自分の視野を広げていくということで、視野を狭くして自分を苦しめないためにも、とても大切なことだし自分はこれからも続けていきたいと思った。

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